インドでの経験から今求められていることが見えてきた【株式会社FAST ENGLISH 代表取締役 椎名 陽介】

目次

インドで感じたことが事業立ち上げのきっかけ

―今までに立ち上げた起業 / 新規事業の内容を一つ教えてください。

椎名 陽介:
◆インド・バンガロールにて、日系企業の南アジア進出を支援するコンサルティングファームの設立

◆インド人富裕層&日本側駐在員向け施設の設立(サウナ、日本食レストラン、スパ、ホテルなど)

◆英会話スクールFAST ENGLISH  1: 3ヶ月短期集中英会話レッスン  2: 月額1万円で毎日どこからでもレッスンが受けられるオンラインスクール  3: 「空きスペース✖️英会話レッスン」施設の認知度向上&新規顧客獲得を「オンライン英会話」でサポート

◆英語講師養成を目的とした、英語教育ライセンス発行の仕組み(社団法人) など

―その事業を立ち上げた背景(市場や時代の流れなど)を教えてください。

椎名 陽介:
◆インド・バンガロールにて、日系企業の南アジア進出を支援するコンサルティングファームの設立 ◆インド人富裕層&日本側駐在員向け施設の設立(サウナ、日本食レストラン、スパ、ホテルなど)
→2012年に創業。当時のインドは外資系企業の進出があまり進んでおらず、衣食住を含めた外国人向けのサポートがまだ追いついていませんでした。そのため、トヨタGが現地新法人へ数億円単位の出資を行い、現地に住む駐在員およびその家族と、今後インド進出を計画する日系企業の支援を目的とした事業を設立しました。

◆英会話スクールFAST ENGLISH ◆英語講師養成を目的とした、英語教育ライセンス発行の仕組み(社団法人) など
→インド滞在中、非英語圏ながらインド人の高い英語力に影響を受け、世界で5%しかいない英語ネイティブスピーカーではなく、20億人を超える英語を公用語として使用する人々へ向けた英語力を育てることの重要性を実感しました。 インドから帰国後、海外で何とか生き延びられる程度の英語力を身につける「ネイティブレベルを目指さない」パーソナルジムとしてスタートしました。 「100満点」の英語力ではなく、現地で通じる60点レベルの英語力の養成を目指したスクールとして開業し、現在に至ります。

自分と自分の事業を信じること

―どのように事業を展開し成功にまで至ったのか、成功要因を3つ教えてください。

椎名 陽介:
1: とにかく諦めずにひたすら進み続けること
→起業すると、周囲の色々な人からたくさんの意見や「本当に大丈夫?」という声を多く聞くと思います。途中で考えがブレないように、自分とその事業自体を信じること。

2: 外的要因による影響にも、柔軟に対応すること
→スタートしてみて「やっぱりここはこうするべきだった」「こっちの方がいいかも」など、当初想定していた形と変わる場合も大いにあります。 その際は、「何がいけなかったのか」「どうするべきだったのか」「どの点を改善すべきなのか」きちんと整理・分析し、高速でPDCAを回して常に改善を続けていくことが大切です。 ピボット(事業転換)が必要であれば、思い切って違う方向に舵を切ってみる、そうすることで見える景色を変わる場合があります。

3: 「椎名=英会話」のイメージを周囲にもってもらうこと
→「この事業から、この人」と周囲に思ってもらえるように、とにかく周りに自分の事業を宣伝、インプットし続けることが大切です。 そうすることで、予期しない時に思いがけないビジネスチャンスを周囲から紹介してもらえることがあります。

事前にしっかりと戦略を構築すること

―事業を展開する中で、失敗と感じた出来事を3つ教えてください。

椎名 陽介:
1: 撤退ラインが明確ではなかった
→事業に対する思い入れが強いあまり、どのタイミングで撤退するべきか、撤退の「条件」と「タイミング」を整理できていなかった。

2: アクションの仮説検証が十分では無かった
→勢いで進めてしまったタスクに関して、上手くいかなかった際の課題検証・考察が不十分な場合も多かった。

3: 戦略構築が不十分だった
→2と同様、勢いやその場のスピードで進めてしまったことも多々。事業をスタートする前に、しっかりと戦略(ゴール、ポジショニング、ペルソナなど)の構築をすべきであったと痛感。

パッションを持ちことが何よりも大切

―最後に、これから起業 / 新規事業を立ち上げる方へのメッセージをお願いします。

椎名 陽介:
「なぜ、今なのか」「なぜ、あなたなのか」「なぜ、このサービスなのか」などといった自問をとにかく何度も自分自身に問いかけることが大切です。

事業は、とにかく「パッション」ガ大切。どれだけ周りの人間をファンにできるか。 数値管理なども当然大事ですが、最終的には「あなたにbetしたい」と思わせる魅力、オーラ、熱量を相手に伝えることです。 その認知を獲得するまで、ひたする仕事に埋没してください!

編集後記

20歳まで海外未経験、且つ英検3級も2回落ちるほど英語が苦手。 学生時代、ブロークン(文法ガタガタの英語)ながらも奇跡的にヒラリー・クリントン氏との会話できた事をきっかけに、国内で英語を猛勉強。大使館などで一般通訳を可能とする。 インドにて日系企業のインド進出をサポートするコンサルティングファーム創業。 インド帰国後、堀江貴文氏(ホリエモン)主宰「WAGYUMAFIA」にて海外プロジェクトに従事し、その後、2019年FAST ENGLISH創業。 現在、「長期留学しなくても、英語は話せる」を理念に掲げ、月額9,980円で通い放題の英会話レッスンを展開中。

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