新規事業立ち上げに役立つスキルとは?特徴を解説

新規事業において経験やスキルがなく不安という方は多いのではないでしょうか？
スキルは習得するために時間が要するものもありますが、経験は真剣に打ち込むことで増えていきます。
そのため、不安だけで終わらせず、前向きな気持ちで新規事業を取り組んでみましょう。
今回は、新規事業において必要なスキルや新規事業にどのように挑めば良いのかをご説明します。

新規事業とは

新規事業とは主に社内で新しいビジネスモデルに挑戦したり、新しい業界で事業を行うことです。
近年では、市場の変化や顧客のニーズの変化が激しく、その変化に対応するために新規事業を立ち上げる企業が増加傾向にあります。
今回は新規事業に必要な立ち上げの流れを基にどの様なスキルが立ち上げる際に役立つのかご紹介します。

新規事業立ち上げの流れ

ここでは、新規事業の立ち上げの流れをご紹介します。
新規事業の流れを掴み、どの様なスキルが必要になりそうか、どこで自分の持っているスキルを発揮することができるのか考えてみましょう。

事業における目的

事業を考える上で一番大切なのは事業における目的です。
例えば、「売上を増加させたい」、「人事を育成したい」、「新規事業を通して色々な業界に進出したい」
その他にも色々な目的があるでしょう。

その中でも優先順位をつけ一番達成したい目標何なのかを考えてみましょう。
逆に目的が会社の利益だけでなく、顧客の課題を解決することに重きをおいている方もいるでしょう。

その場合は、次のステップである顧客のニーズ検証が特に重要となります。
課題を解決することを重要視しすぎてしまうと、逆に収益につながりにくくなる可能性があるため注意しましょう。

市場調査・顧客のニーズ検証

次に市場調査・顧客のニーズ検証をしましょう。
どの様な市場に出るかはとても重要です。
そのため、偏った情報だけではなく国が出しているデータ等を参考にしながら調査する必要があります。

リサーチには膨大な時間がかかるため、余裕がない場合はコンサルタントや外部のリサーチャーに依頼することも考えておきましょう。

また、顧客のニーズ検証も忘れないようにしましょう。
顧客のニーズ検証は、アンケート、インタビューなどの方法があります。
顧客のニーズを確認することができ、新規事業においての成功確率を上げることができるでしょう。

事業のモデル立案、企画書作成

市場調査・顧客のニーズ調査が終わったら次に事業モデル立案をしましょう。
事業モデルを固めまず小さく実験をしてみましょう。
紙ベースで行うのではなく、小さく実験することでより正確性が生まれ成功確率を上げることができるでしょう。

事業のモデルやニーズがありそうか調査することができたら企画書を作成しましょう。
企画書を作成することで、内部、外部の関係者共に理解を深めてもらえます。
企画書の内容に賛同する人が増えることで新規事業をスムーズに進めることができるでしょう。

新規事業を立ち上げる際に必要なスキル

先ほご紹介した、新規事業を立ち上げる流れをもとに、立ち上げに必要・役立つスキルをご紹介します。
新規事業を立ち上げるために必要なスキルは多いですが意識してみることから始めてみましょう。

マネージメントスキル

マネージメントスキルはリーダーだけでなくプロジェクトメンバーにも意識を持ってもらいたいスキルです。
リーダーはメンバーのタスクを管理するだけでなく、モチベーションの管理や他の関係者とのスケジュール管理なども求められます。

リーダーやマネージャーの役職に就くような方は、1人でやり切ることを考えるのではなくメンバーがどのようにしたら学びの機会を得ることができるかを考えましょう。

また、メンバーはまず、自身のタスクをスケジュール通り終わらせるために自身のマネージメントをすることを心がける必要があります。
その次に余裕があれば、リーダーの負担になっている部分をサポートすることでより新規事業での経験を積むことができるでしょう。

情報収集スキル

情報収集スキルは、事業のアイディアを検証する場合にとても重要です。
情報収集スキルはただ単にネット上から情報を得るだけではありません。

人から情報を得ることや、コミュニティに所属することでより詳しく世に出ていない情報を収集することも大切です。
このスキルがあることで、思わぬ落とし穴に気づくことができたり、ビジネスの最前線ではどのようなことが起こっているのか知ることができます。
また、色々な価値観を知ることができるため、自身の成長にもつながります。

言語化するスキル

言語化するスキルはグループワークで行う際にとても重要です。
グループワークを行う際に言語化することに優れていると、何が自分達には課題でどのようにしたら成功に導くことができるのかを考えることができます。

またチームとしてマネージメントをする際にも役立ちます。
するべきタスクを言語化することでよりメンバーに伝わりやすくなり、モチベーションの向上につながります。

そのため、もしリーダーやマネージャーとして新規事業を立ち上げる予定があれば、言語化のスキルは持っている方が良いと言えます。

資料作成スキル

資料作成スキルは、ビジュアルとしてどうかだけではなく限られた時間内で伝わりやすく説明するための能力が求められます。
そのため、プレゼンテーションにおいて資料にどれだけの情報を分かりやすく伝えることができるかを考えてみましょう。

また、資料にて、分かりやすく順序立てて説明することができるかも鍵となるでしょう。
例えば、社会課題に挑戦するプロジェクトであれば、社会課題とは何なのかを説明し論理的に自分達のビジネスとどのような関係があって、どのデータを活用すれば分かりやすくロジックで説明することができるか考える必要があります。

交渉スキル

交渉スキルは営業の方だけが必要となる訳ではありません。
例えば、プロジェクトを社内の関係者に賛同してもらうためには地道に良さをアピールし交渉していくことが重要でしょう。
そのため、相手にメリットを提示し、交渉すべきタイミングを見極めることが交渉スキルにおいてとても重要な部分です。

新規事業を立ち上げる際に役立つ知識

新規事業を立ち上げる際に役立つ知識をご紹介します。スキルとは違い、資格があると便利な知識です。
以下の知識があると新規事業をスムーズに進めることができるでしょう。

法律に関する知識

法律に関する知識を身に付けることで特許を出願する場合等に役立ちます。
弁護士に依頼することは極めて高く、予算が限られている中で法律に関する知識があるとコストを大幅にカットすることができるでしょう。

ですが、法律関係は一度決まってしまうと変更することが難しいため、あくまでもプラスαとして考えておきましょう。
ビジネスモデルを考える際に法律を知っておくと幅が広がります。

例えば、金融系の事業をする際にどのような資格を会社でとる必要があるのかが見えることでお客様からの信頼につながります。

会計に関するスキル

損益計算書、貸借対照表、キャッシュフローなどの会計に関するスキルは役立ちます。
そのため、簿記を取得している方は、新規事業において活躍することができるでしょう。
ですが、会計において習得するべき知識は多いためやりながら覚えるだけでもいいでしょう。

自分に合うスキルタイプとは？

ここでは新規事業立ち上げに伴うスキルタイプをご紹介します。
スキルタイプを知ることで、自身が活躍することができるような業務を見つけてみましょう。
スキルタイプは主に2つに分けられます

• 生産
• 販売

上記のタイプについて詳しく説明します。

生産

生産とは、特定の知識を活かして、企画したり、研究することを言います。
生産側に向いている方は以下の3つがあります。

生産側に向いている人は、専門的な知識を持っている人です。
そのため、大学での研究経験が豊富な方は生産側に向いているでしょう。

また、生産するためには企画する必要があります。
アイディアを次々に生み出すことができる人や計画を立てることに優れている方は生産側で活躍することができるでしょう。

販売

販売とはコミュニケーション能力等を活用し、より多くの人に使ってもらうことです。
販売側には以下の3つの特徴があります

販売には外回りだけではなく、ネットを通して行われるネット販売での知識も活用することができます。
人と関わることが好きでセールストークの経験がある方は、販売に向いているでしょう。
また、セールス経験がある方は業界での人脈があるため、販売で、活用できるでしょう。

新規事業において必要なマインドセット

新規事業では立ち上げ経験がない方多くいます。
そのため、社内の方や関係者の方からのフィードバックをメモなどに書きとめながら、その都度行動に移しどれが一番効果的であったか検証してみましょう。

また、上司の方も社会起業経験者ではないことが多いでしょう。
そのため、効果的ではないと思ったことや、目的にそぐわないと思ったフェードバックを整理しながら進めていくと良いでしょう。

特に新規事業では時間が限られており、結果を出すことが求められます。
情報を選別しながら進めることで納得し、結果を出すことを心がけましょう。

新規事業立ち上げに役立つスキルまとめ

今回は新規事業立ち上げに役立つスキル、以下の6つをご紹介しました。

この記事を参考に新しく知識を身につけたり、意識することで自身の成長につながるようにしましょう。